骨盤のズレ方と可動域制限について|2017/03/29

今日は3月29日水曜日。だいぶ暖かくなって週末にはこの地方の桜も開花するのではないかと思います。

 

さて今回は骨盤のズレ方についてです。骨盤の評価にはいくつものポイントがありますが、身体を前屈したり、後屈したりするときまず問題になるポイントがあります。

それは骨盤の腸骨と呼ばれる骨が後ろに出る状態いわゆるP(posterior)するということ。

まず私もそうですがPを評価します。左右の検査でもし右の骨盤にPがあれば、p側の脚を挙げた時に痛みを感じたり、挙がりにくかったり体が後ろへ持ってかれたりします。

つまり、骨盤にある関節がPしていることによってロックがかかった状態であり、そのPを治療することだけで痛みが全く無くなったり可動域が問題なくなったりするのです。

Pは基本でありPしなければ他への方向のズレは起こらない構造になっているので純粋なPなのかI(inferior)やEX、INという要素も併発しているのか見極める目が重要であって、治療はその次といって良いですね。

 

私が大事にしていることは治療で実際触ることよりも、どんな風に悪いのか。なぜ痛みや違和感、可動域制限が出ているのか考えて正解を導き出すことに尽きます。

 

ですので触っている時間っていうのは案外短いです。いかに最小限の操作で最大限の効果を出せるかをいつも意識して治療にあたっています。

 

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